Y33セドリック LEDテール

先日、同市内のお客様よりY33セドリックのテールランプ現物加工をご依頼頂きました。
 
加工ベースのテールはヤフオクにて購入され1年ほど使用されていたLEDテールです。
 
当初、球切れという事でしたので、同等品のLEDがあれば切れている部分の回路のみ交換修理をしようと思いましたが、実際に点灯させたところ・・・・・・
 
所々1個ずつ球切れとなっていました。
 
頻繁に加工されている方ならばご存じだと思いますが、一般的にLED回路を組む場合は、複数のLEDを直列に接続して制作しますので、回路内の1個が球切れした場合は直列に繋いでいるLED全てが消えます。
 
今回1個ずつ所々球切れしていたので、格子回路を組んでいるのかな??と思い基盤を外して裏を確認して見たら
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↑の様な感じに。
 
半田付けの仕方は別として、1つの抵抗に対してLED5個を「並列」に繋いでいました。
これなら1個ずつ消えるもの納得の回路です(^^;)
 
が・・・・
 
5個直列用の抵抗に対し、LEDを並列に繋いでしまっているため、抵抗の消費電力が定格の数倍になっていました。
 
因みに、ブレーキ部分には片側150発弱のLEDが組まれていますが、全体に流れる電流は2A以上(実際は2400mA)流れていました。
また、逆流防止用の整流ダイオードは定格1A品を使用しているため、こちらも2倍以上の電流が流れています。
 
もう片方のテールは全く点灯しなかったのですが、回路を調べて見た結果、整流ダイオードが焼き切れていました。
 
この基盤はブレーキ通電して数十秒で、手で触れなくなるほど発熱します。
通常、キチンとした回路で制作した場合、何時間点灯しようとこれ程高温になりません。
 
他の加工品について、あまり触れるのも良くないかもしれませんが、今回の様な場合 一歩間違えば火災に繋がる様な問題ですので、自作される際の注意点も含め敢えて書かせて頂きました。
 
たかが12Vの電気回路と言えども、一歩間違えば命に関わる問題にも発展しかねませんので、完成後は自分が設計した通りの電流が流れているかの確認は必須です。
 
当工房でLED回路を制作する際、LEDに流す電流については「データシート」の「Maximum Forward DC Current(周囲温度・許容順電流特性)」を元に使用温度帯を加味し決定、抵抗は定格電力の50%~70%(制作回路による)、整流ダイオードは定格電流の半分以下を基準に制作します。
 
特に、重要な「Maximum Forward DC Current(周囲温度・許容順電流特性」については、LEDによっては公表されていない場合も多い(特に安価なLEDの場合)ので、そういったLEDについては当工房での加工用には基本採用しません。
 
話が大分それましたが、上記の問題により修理不可と判断し、新たに制作する事になりました。
 
 
そしていきなり基盤完成画像です。(^^)
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スモール&ブレーキ部分は超高輝度φ5LEDを敷き詰め、テール下部内側部分と配置ラインが揃うようにし、ムラ無く点灯するようにしました。
 
イメージ 3イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
因みに、スモール&ブレーキ・ウインカー共にサイド側はテール形状に合わせてカーブ状になっていますので、サイド側からの視認性も問題ありません。
 
ウインカー部分はハイスペックLED(広角)に俵型リフレクターを組み合わせ、明るさとキラキラ感を両立させました。
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また、基盤には超ギラギラシートを張り付けていますので、消灯時も非常に綺麗です。
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消費電力は従来の1/3、明るさは2倍以上になりました。
 
T様、この度は当工房をご利用頂きましてありがとうございました。
 


posted by *いんすぱ工房* at 20:01LED