パワーLEDへの移行

お久しぶりです。
現在、ヘッドライトやテールランプの製作依頼についてのお問合せを多数頂いておりますが、大変忙しく納期めどを立てる事が出来ない為、新規受注は休止させて頂いておりますので何卒ご了承願います。

今回は、数カ月前よりご予約頂いていたタントヘッドライトのLED加工について少しご紹介します。
加工内容は純正風に派手過ぎず実用性重視の内容となります。
ウインカー部分は、純正同期のシーケンシャル点灯をご希望との事で、当工房オリジナルの「流れるウインカーリレー機」を使用します。
こちらのリレー機は車種により若干異なる純正のウインカー点滅タイミングに合わせて、各パターンを流しきる様に自動調整させる機能がついております。
また、実際の動作状態が車内から確認できるインジケーター付きとなり大変好評を頂いております。

今回、ウインカー部分は上記リレー機を使用しますが、今回から新たにパワーLEDを使用して製作しました。
少し前までのパワーLEDは発熱が多く、実用照度の確保とLED寿命が相反するものでしたが、今回使用したLEDは市販のLEDバルブなどでも多く採用されているCree社のXB-Dになります。
パワーLEDの良い所は、最大電流値が高いので少ない電流でも十分な明るさを確保でき、且つ低発熱となり比較的扱い易いです。(白色の場合は低電流駆動をさせると本来の色味が出ませんので少々工夫が必要です。)
まずは、LEDを配置する場所に合わせてアルミ板をカットします。
一般的な穴の開いた基盤を使用しない為、LED配置をCADで作成し「超ギラギラシート」をカットしアルミ板に貼り付けます。
イメージ 1

そして、基板穴に合わせてカットした熱伝導両面テープを貼り付けて
イメージ 2

LEDを貼り付けます。
イメージ 3

そして、配線処理をし完成です。
イメージ 4

話が少しそれますが、リレー機についてのお問合せでよく「純正ウインカーにこのリレー機を使用すれば流せますか?」という内容のものを頂きますが、純正ウインカーは回路がブロック分けされておりませんので、上記画像の様にブロック分けされた回路でなければ使用出来ません。(配線が多数あります。)

上記ウインカーのLED基板完成後に、実用照度についてデータ収集がてら屋外で純正と比較試験を行いました。
そして、↓が実際の比較点灯動画です。
取り敢えずは、1ブロック100mA程度の電流値(1時間程度の連続動作でも問題が無い程度)から比較しましたが、純正電球を軽く上回る明るさです。(より視認性を確保するためにダイヤカットのアクリルパネルを前面に配置しています。)

このままでは夜間点灯時に迷惑極まりないので、電流量を徐々に落としていき、純正同程度の明るさになった時の電流値を測定し(今回は1ブロック75mA程度)、後日ドライバー回路を製作しました。
今回は流れるウインカーにした際に縦のラインを出す為にLEDを多めに使用しましたが、単純な点滅のみであれば8個程度のLEDで電流量を若干増やすだけでも必要十分な照度を稼げると思います。


今回使用したLED(CREE XB-D)については当オンラインショップにて後日販売開始致しますので、興味のある方は是非お試し下さい。