ドアミラーウインカーも流しましょう

この度、新商品としてN-BOX・N-BOXカスタム JF3・JF4用の「シーケンシャルドアミラーウインカーユニット」を発売しました。


開発に取り掛かったのは昨年12月となりますが、商品化にあたり様々な検証作業等があり、発売まで4カ月近く掛かってしまいました。

ウインカーのLED化については、視認性と耐久性の両立を図るためにこれまで様々なものを製作してきましたが、今回の仕様で大体満足できる内容になったといった感じです。

これまでウインカー部のLED化には以下のLEDを使用してきました。
1.FluxLED(セミパワー・ハイパワー)
2.砲弾型(セミパワー)
3.帽子型(セミパワー)
4.チップ型(セミパワー)

何れも、視認性が確保できる事を前提とする為、セミパワータイプ以上のものになります。

黄色(アンバー)LEDについては他の発光色と異なり、流す電流が同じでも視認性がは低くなる傾向にあるため、視認性の高いウインカーを作ろうとすると、大量にLEDを使用するか明るいLED(大電流タイプ)を使用する必要が出てきます。

しかし、大量にLEDを使用する場合は設置スペースの制約を受けたり、球切れリスクが増大してしまいますし、大電流のLEDは自己発熱量も大きくなるため、何れの場合も長期使用を考えると耐久性にはあまり期待が出来ません。
また、黄色(アンバー)LEDは自己発熱及び周囲温度の上昇により、発行色が黄色→橙色→オレンジ(赤っぽい)と変化するものが大半で、長時間点灯にはあまり向いていませんでした。(LEDに流す電流によっては5分と経たない内に変色してしまいます。)

今回のユニット製作においては、内部寸法の関係で上記の中では帽子型とチップ型しか選択肢はありませんでしたが、何れの手持ちLEDも10分弱で色味が変わり始めてしまいました。

LED回路設計にあたっては、データシートより周囲温度とそれに応じた許容電流より、最大定格より抑えた電流値(当工房では50~60℃くらいでの電流)で設計しますが、長時間での変色を抑えて且つ視認性を確保させるとなると、上記何れも条件を満たしませんでした。

そこで、当工房オンラインショップで取り扱いしているCree社のパワーLED(8mm基板実装タイプ)を試してみる事にしました。

当初は「ドアミラーにパワーLEDなんて、オーバースペック過ぎるでしょ?」と思いましたが、試しに製作してみた所、全ての問題を余裕でクリア出来るものが出来ました。(流している電流は実用照度を確保した電流値でも定格の40~50分の1程度なので、実際かなりのオーバースペックですww)

また、今回電流制限には抵抗を使用しましたが、この部分も回路全体の発熱量に影響する為、電源部分に安定化回路も追加し低めの電圧で動作させる形にしました。
これにより、エンジンオン時とエンジンオフ時の電圧差でLEDの明るさが変化せず、何より発熱によるLEDの劣化も抑えられます。

LEDのコストについては普通のLEDの5倍以上となりますが、購入して頂いたからには出来るだけ長く使用してほしいので、今回のユニットにはこのLEDを採用する事に決めました。(設定価格は通常のLED使用時と同程度に設定させて頂きました。)

以下が実車取り付け動画となりますが、純正ウインカーに劣らない視認性が確保できているのが分かるかと思います。















尚、同商品に使用されているシーケンシャルリレー機については、先日同工房にて販売開始したものと同等品になりますので、外部配線をスイッチを介してアースに接続する事で、簡単に通常点滅に切り替える事が可能になります。

一応、本商品のみのご購入でもお客様にてスイッチをご用意頂き配線を取り付ければ、通常点滅に切り替えられますが、シーケンシャルリレー機から車内に配線を引き回す方法を記載した専用解説書(写真付き解説書)とスイッチ、その他必要パーツをセットにしたオプション品「純正復帰スイッチキット」も御座いますので、必要な方は別途お買い求め下さい。

こちらの商品は当工房オンラインショップで販売中です。