ハイフラ対策 ウインカーリレー

本日は、新商品「8ピンウインカーリレー 多機能タイプ」のご紹介です。

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こちらの商品は、数名のお客様より特注製作ご依頼のあった多数の機能を1つに詰め込んだ8ピンタイプのウインカーリレーになります。
純正リレーは電球をLEDバルブに交換すると消費電力が少なくなるため、球切れと勘違いしハイフラ(高速にウインカーが点滅)が発生しますが、こちらに交換するとLEDバルブに交換してもハイフラが発生しません。

今回の製作に当たり、お客様からは付加機能の他、現在使用中のウインカーリレーなどで改善してほしい点などをリストアップして頂き、それを元にプログラム及びユニットを作成しました。

●従来品から改善してほしい点
 1.ウインカー、ハザード時の最初の1回目の点灯時間が長い
 2.ウインカーの動作がオンーオフで1セットになっていて、オン中に他の操作をした場合にオフになるまで次の動作に移らない
 3.動作が不安定になる場合がある
 4.アンサーバック対応

 (1.)については、アナログ制御方式に多いようですが、本商品はデジタル制御の為問題ありません。
 (2.)はデジタル制御方式でも発生するケースがあるようですが、多機能型になるほど制御が複雑になるため今回一番苦労しました。

●主な機能
 1.点滅速度(周期)調整→50回/分~150回/分の範囲で調整可能
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 2.点灯時間調整→最小:12ms、最大:(点滅周期-12ms)
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 3.ワンタッチウインカー
   片ウインカーレバーを半押しまたは短時間オンする事で設定回数分ウインカーが点滅します。
   ※点滅回数は0回[オフ]~5回の範囲で設定可能です。
   ※ワンタッチウインカー中に逆レバーを半押し(約0.5秒)する事で逆ウインカーを点灯させずにワンタッチ動作をキャンセルする事も可能です。
 4.ワンタッチハザード
   ハザードスイッチを半押しまたは短時間オンする事で設定回数分ハザードが点滅します。(サンキューハザード)
   ※点滅回数は0回[オフ]~5回の範囲で設定可能です。
   ※ワンタッチハザード中に他の左右ウインカーのレバー操作をした場合は、ワンタッチハザード動作がキャンセルされます。
 5.リバース連動ハザード
   リバース配線を接続する事で、バックギアに入れた際にハザード点滅します。
   ※リバース連動ハザードの動作は、オフ・85回/分・上記(1.)(2.)で設定した内容の3パターンより切替可能です。
   ※こちらの機能を使用しない場合は別配線を接続せずに、純正のコネクタ接続のみでご使用頂けます。
 6.アンサーバック動作対応
   キーレスオープン・クローズ時などのアンサーバック動作時も純正と同じ回数分点滅します。
 7.LED・電球混在使用可
   LED化により消費電力が減少してもハイフラが発生しないため、ハイフラ対策抵抗を使用する必要がありませんので、無駄な電力を消費せずに済みます。
   また、電球とLEDの混在でも使用可能になります。※全て電球で使用される場合、許容電力の関係上、片側当たり21W(フロント)+5W(サイド)+21W(リア)までとなります。
 8.設定値メモリー機能
   本機能の各種設定値は本体内部に記録されますので、本品を取り外したりバッテリーを外した際などに改めて設定し直す必要がありません。
 9.省電力仕様
   一般的な純正リレーは待機電力がゼロの物もありますが、本製品はわずかながらエンジンオフ時も待機電力を消費します。
   但し、エンジンオフ時の最小待機電力は0.002Wと非常に少ないためバッテリーへの負担が殆どありません。(一般的な多機能タイプは0.04W~0.06W程度)
 ※(1.)(2.)については、ウインカー・ハザード個別に設定出来ます。
 
機能的には一般的にみられる多機能型リレーの一部拡張版といった所ですが、今回ご紹介の商品は一部のお客様のご意見から「純正から置き換えても違和感なく使える」を目指し製作しましたので、純正のウインカー操作が最優先されるような制御になっています。
プログラムはかなり複雑になりましたが、ご依頼頂いたお客様にも満足頂けましたので良かったです。

こちらについては、後日オンラインショップにて販売させて頂きます。
また、3ピンウインカーリレーについてもお問合せ頂いておりますが、現在最終調整段階ですので、こちらはもう少々お待ち下さい。


LEDヘッドライト

先日ご紹介したタントヘッドライト加工ですが、ウインカー以外にヘッドライト上部にもライン上の光源を配置するため、純正HID点灯時の発熱の影響を受ける可能性があるという事でLEDヘッドライト仕様にする事になりました。

最近は純正HID程度の明るさを確保できる後付けLEDバルブも増えてきていますが、今回は自家用車のフォグランプにも使用している55WタイプのLEDバルブを使用します。
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このLEDバルブはフィリップス社製のパワーLEDを採用したモデルで、一般的に出回っているCree社製パワーLEDモデルと比較して色味が綺麗です。
また、実測電力が55Wと誤差が殆どなく同じ55WのHIDからの変更でしたが、明るさは変わらず綺麗な白色に発光するため、久しぶりに大満足の商品でした。

今回ヘッドライトの内部にヒートシンク部分まで入れる形になるので、放熱面について少々不安でしたが、よくあるヘッドライト内組み込み用として使用されている、フレキシブルヒートシンク(金属メッシュのタイプ)に比べれば強制空冷の分いくらか良いかと思いこれにしました。
一応使用しているファンは日本製の様なので耐久性には気持ち期待しています。

尚、コントローラーの電源関係は純正ヘッドライトの配線を使用してヘッドライト内部完結型にする事にしました。
※LEDはHIDと異なり点灯した際の大きな突入電流が無いので、純正配線で問題ないかと思います。

因みに、純正ヘッドライト裏側からHIDバラストを取り外すと下の様になっています。
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ここに合わせて以下の様なカバーを作成します。
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素材はアクリルを使用していますが、手持ちが5mm厚しかなかったので2段重ねに貼り付け、念のため内側をコーキングしました。

そして、LEDドライバーはその上に固定し配線をヘッドライト内に入れて配線差し込み部分をコーキングし完成です。
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取り敢えず、今回は上記の仕様にして万が一LEDバルブが故障した際も、簡単に純正に戻せるようにしました。

後は、ライン発光部分の製作のみですが、少々立て込んでいるため今しばらく掛かりそうです。
ご依頼頂いているお客様には「急がないのでゆっくりで良いですよ」とは言って頂いておりますが、出来るだけ早めに引き渡しできる様に頑張ります。

尚、社外LEDバルブのオリジナル制御ユニット製作のS様の御依頼分は来週明けには発送できるかと思います。
また、流れるウインカーリレー機の特注プログラム製作ご依頼のN様については、本日より作業に取り掛かりましたので完成まで今しばらくお待ち願います。

では、今回はこの辺で(^ ^)ノシ
posted by *いんすぱ工房* at 00:39LED

パワーLEDへの移行

お久しぶりです。
現在、ヘッドライトやテールランプの製作依頼についてのお問合せを多数頂いておりますが、大変忙しく納期めどを立てる事が出来ない為、新規受注は休止させて頂いておりますので何卒ご了承願います。

今回は、数カ月前よりご予約頂いていたタントヘッドライトのLED加工について少しご紹介します。
加工内容は純正風に派手過ぎず実用性重視の内容となります。
ウインカー部分は、純正同期のシーケンシャル点灯をご希望との事で、当工房オリジナルの「流れるウインカーリレー機」を使用します。
こちらのリレー機は車種により若干異なる純正のウインカー点滅タイミングに合わせて、各パターンを流しきる様に自動調整させる機能がついております。
また、実際の動作状態が車内から確認できるインジケーター付きとなり大変好評を頂いております。

今回、ウインカー部分は上記リレー機を使用しますが、今回から新たにパワーLEDを使用して製作しました。
少し前までのパワーLEDは発熱が多く、実用照度の確保とLED寿命が相反するものでしたが、今回使用したLEDは市販のLEDバルブなどでも多く採用されているCree社のXB-Dになります。
パワーLEDの良い所は、最大電流値が高いので少ない電流でも十分な明るさを確保でき、且つ低発熱となり比較的扱い易いです。(白色の場合は低電流駆動をさせると本来の色味が出ませんので少々工夫が必要です。)
まずは、LEDを配置する場所に合わせてアルミ板をカットします。
一般的な穴の開いた基盤を使用しない為、LED配置をCADで作成し「超ギラギラシート」をカットしアルミ板に貼り付けます。
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そして、基板穴に合わせてカットした熱伝導両面テープを貼り付けて
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LEDを貼り付けます。
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そして、配線処理をし完成です。
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話が少しそれますが、リレー機についてのお問合せでよく「純正ウインカーにこのリレー機を使用すれば流せますか?」という内容のものを頂きますが、純正ウインカーは回路がブロック分けされておりませんので、上記画像の様にブロック分けされた回路でなければ使用出来ません。(配線が多数あります。)

上記ウインカーのLED基板完成後に、実用照度についてデータ収集がてら屋外で純正と比較試験を行いました。
そして、↓が実際の比較点灯動画です。
取り敢えずは、1ブロック100mA程度の電流値(1時間程度の連続動作でも問題が無い程度)から比較しましたが、純正電球を軽く上回る明るさです。(より視認性を確保するためにダイヤカットのアクリルパネルを前面に配置しています。)

このままでは夜間点灯時に迷惑極まりないので、電流量を徐々に落としていき、純正同程度の明るさになった時の電流値を測定し(今回は1ブロック75mA程度)、後日ドライバー回路を製作しました。
今回は流れるウインカーにした際に縦のラインを出す為にLEDを多めに使用しましたが、単純な点滅のみであれば8個程度のLEDで電流量を若干増やすだけでも必要十分な照度を稼げると思います。


今回使用したLED(CREE XB-D)については当オンラインショップにて後日販売開始致しますので、興味のある方は是非お試し下さい。

posted by *いんすぱ工房* at 23:20LED